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コマンドバーの説明で、各アイコンの説明項まで言及した方が親切ではある…が。保留。
■■ [2.3] Windowsでもっとらくちん
■■■ [2.3.1] 必要なファイルの準備
■■■ [2.3.2] ごった煮版のインストール
■■■ [2.3.3] Tclのインストール
■■■ [2.3.4] WinCvsの初めての起動
■■■ [2.3.5] WinCvs各部の呼び方
■■■ [2.3.6] WinCvsのコマンドバー
■■■ [2.3.7] WinCvsの初期設定
WindowsでCVSを使用することを考えたときに、もっとも簡単なのはWinCvsをインストールすることでしょう。Windows上で UNIX環境を構築するためのパッケージCygwinを使用するという選択肢もありますが、他のアプリケーションとの親和性が悪いので、一般的な Windowsユーザには辛いかと思います。
▼Cygwinの参考リンク ※あった方がいい?
[http://www.gembook.jp/html/moin/moin.cgi/CygWin]
※以下に移行
http://www.gembook.jp/tsum/page.pys?wiki=CvsInfo
WinCvsというのは、Windows系OSの上で動く、CVSフロントエンドの1つです。つまり、通常コマンドラインで使われるcvsコマンド をボタンやメニューから選択すれば実行できるように工夫されたGUIです。実際内部的には、UNIXのものと同じコードから作られたcvsコマンドを呼び 出して実行しています。ですから、挙動はこの本や他のマニュアルなどで説明されるものと同じです。実行されたコマンドは下のログ画面に表示されますので、 何がおこなわれているのか確認する際に便利です。また、別のパッケージであるスクリプト言語をインストールすると、ログ画面で直接コマンドが実行できるよ うになります。1.2ではTclというスクリプト言語を、1.3からはPhytonというスクリプト言語を使用しています。メニューにふさわしいものが無 いときなどに拡張機能を提供してくれます。
GUI付のCVSフロントエンドには他にも、UNIX用、Macintosh用など含めていろいろなものがあります。WinCvsの開発プロジェク トであるCvsGuiでは他に、UNIX用のgCvs、Macintosh用のMacCvsを開発・配付しています。それ以外にも、 CVShome.orgのリンク集からいくつかたどることができますし、付録B「CVSの関連ツール」でも紹介します。
▼CvsGui.org
[http://www.cvsgui.org/]
▼CVShome.org
[http://www.cvshome.org/]
筆者自身が動作確認したOSは、Windows 98、Windows NT、Windows 2000、Windows XPです。 本書ではWinCvsのメニューについて、CVSの各コマンドを説明するときに並列して説明していきます。
■■■2.3.1 必要なファイルの準備 ※バージョン は最終的に要確認
2002年8月時点のWinCvsの最新バージョンは、WinCvs 1.3b8です。前述の漢字コード変換機能を利用しない場合はこの最新版を利用してもよいでしょう。逆に異機種間で日本語を含むファイルを交換する可能性 がある場合、つまり、 UNIXサーバ上のリポジトリを使い、UNIXクライアントと日本語のファイルや日本語のログ を共有する場合には、以下に示す「WinCvs1.2」+「ごった煮版」もしくは、「WinCvs1.2」+「ごった煮版」+「sjis/euc変換」の 組合せをインストールする必要があるでしょう。
▼WinCvs 1.2(WinCvs120.zip)/1.3b8(WinCvs13b8.zip)配布ページ [WinCvs120.zip]
[http://www.cvsgui.org/download.html]
▼ごった煮版(wincvs120-sjis_gottani.20010327.bin.lzh)の配布ページ [wincvs120-sjis_gottani.20010327.bin.lzh]
[http://www.kmc.gr.jp/~slakichi/barn/]
「ごった煮版」には日本語メニューと日本語訳されたTIPS(ヒント)が付属しますので、それを目的として導入するのもひとつの考えです。以前は、 日本語マニュアルも同梱されていたのですが、現在は同梱されていません。マニュアルの日本語訳については以下のサイトを参考にされると良いかと思います。
▼ 1.11のマニュアルの日本語訳
[http://www.sodan.org/~penny/vc/]
本書でインストールに使用するのは、石本さん作「ごった煮版インストーラ」です。 「ごった煮版インストーラ」はベースのWinCvs 1.2にごった煮版2001年3月27日版を組み込んだものを、Windowsのインストーラでインストールできるようにしたものです。これひとつで、日 本語メニューと日本語TIPSが使えて、更にUNIXサーバとログやファイルの漢字コードが統一できる環境が実現可能です。
▼ごった煮版インストーラ(wincvs120-sjis_gottani.20020227.exe)配布サイト [wincvs120-sjis_gottani.20020227.exe]
[http://www.gembook.jp/html/moin/moin.cgi/CvsInfo]
※以下に移行
http://www.gembook.jp/tsum/page.pys?wiki=CvsInfo
このファイルをダウンロードして適当なフォルダに用意しておいてください。 必要なのは、wincvs120-sjis_gottani.20020227.exeだけで、もとのファイルは必要ありません。
Tcl(あるいはPhyton)については、必ずしも必要ではありませんが、「俺のやりたいことがメニューにないぜぇ〜。うお〜。」という方は、イ ンストールされてみてはいかがでしょうか。2002年8月の時点での最新パッケージは、Tcl8.3.4(安定版、開発版は8.4b2)と Phytonx.x.xです。なお、Tcl(あるいはPhyton)は後からインストールしても問題ありません。
▼Tclプロジェクトのページ
[http://www.tcl.tk/software/tcltk/]
▼Phytonプロジェクトのページ
※リンクお願いします…
「ごった煮版インストーラ」はWinCvs1.2に基づいているので、ここではTclについてのみ考えます。安定版の最新版は8.3.4で、これの Windows版インストーラは上記ページではなく、Active State社からActiveTclという名前で配布されています。ですので、こちらから手に入れる必要があります。
▼ActiveTcl(ActiveTcl8.3.4.3-win32-ix86.exe)配布元(Active State社)
[http://www.activestate.com/]
「ごった煮版インストーラ」を使用したインストールと、続いて、Tclのインストールについて紹介します。 これらを1つのフォルダにまとめると、【図2.3.1】のようになると思います。 まず、「ごった煮版インストーラ」を起動します。 迷わず、ガシガシッとダブルクリックしてください。
【図2.3.1】インストールのために用意したファイルたち
○キャプション「インストーラwincvs120-sjis_gottani.20020227.exeをダブルクリック」
インストール確認のメッセージが【図2.3.2】のように表示されると思いますが、別に問題ないので[はい(Y)]ボタンを押してガンガンいってくださ い。この後も基本的にずっと[次へ(N)]ボタンを押していれば最後までインストールできると思います。
【図2.3.2】インストール開始のページ

【図2.3.3】ようこそページ…どんどん次へ

インストールの本格開始前にライセンスの許諾を聞かれます【図2.3.4】。英語で書かれたこの文書は、「GNU一般公有使用許諾契約書(略称 GPL)」というものです。一般ユーザはほとんど気にする必要はないとは思いますが、ソースコードに改変を加えたり、他のソフトウェアに本ソフトウェアに 組み込んだりしたときの、再配布などについての約束が書かれています。GPLはこれを組み込むソフトウェアをもGPLにして、公開・共有を義務付けます。 内容を日本語で読みたい方は、GNUの日本語サイトに行かれてください。
▼GNUの日本語サイト
[http://www.gnu.org/japan/]
【図2.3.4】 GNU一般公有使用許諾契約書

ライセンスを受け入れて[はい(Y)]ボタンを押すと、次の「インストール先の指定」画面にいきます【図2.3.5】。
【図2.3.5】 インストール場所の指定

ここで、表示される「WinCvsのインストール先フォルダ」には注意する必要があるかもしれません。というのは、「sjis/euc変換」を使い たい場合には、そのフォルダの中の実行ファイルを入れ換えなければならないからです。普通に何もしなければ、次のフォルダに入っているはずです。 「sjis/euc変換」を使用しない場合は気にする必要はありません。
▼
C:\Program Files\GNU\WinCvs 1.2
▲
後は、スタートメニューへの登録をどうするか聞かれますが【図2.3.6】、ここはそのまま進めて、
【図2.3.6】 スタートメニューへの追加設定

インストールの設定を確認して【図2.3.7】、[インストール(I)]ボタンを押して、インストールを開始すれば、
【図2.3.7】インストール設定確認

【図2.3.8】のような画面が表示されて、
【図2.3.8】インストール中…かしかし

終わったら、【図2.3.9】のような完了通知画面が出てきます。ここで、WinCvsを実行するかというチェックボックスがあり、標準ではチェッ クが入っているのですが、次のTclのインストールをする場合には、外しておいてください。
【図2.3.9】 チェックを外しておこう

Tclのインストールを行わない場合には、チェックを外す必要はありません、次の2.3.3項も飛ばして2.3.4項の起動に進んでください。
WinCvsで対話的にコマンドを打ち込みたいという人は、ここでTclをインストールしておきましょう。ちなみに、Tclというのは、いわゆるス クリプト言語といわれる類のプログラミング言語の一種です。
【図2.3.10】Tclのインストーラ起動○キャプション「羽のアイコンをダブルクリック」
ActiveTcl8.3.4.3-win32-ix86.exeファイルはインストーラですので、特に何も考えずに、ActiveTcl8.3.4.3 -win32-ix86.exeをダブルクリックします(ぺんぺん)。すると、【図2.3.11】のようなインストールの開始画面になると思います。英語 ですが、めげないでください。
【図2.3.11】Tclのインストール開始画面○キャプション「[Setup]ボタンをクリックする」
後は、英語を眺めてもらいながらのインストールとなります。分からなかったら、[Next]ボタンを押して先に進めましょう。注意するところは、【図 2.3.12】のインストール場所を選ぶところくらいではないでしょうか。標準では、C:\Tclにインストールする設定になっています。ここではなんと なく、WinCvsと同じところにインストールしていますが、深い意味はありません。あと、ライセンスについては、このパッケージはGPLではなく、再配 布は許されていません。そうしたことに気をつけてください。
【図2.3.12】インストール先を指定する…なんとなくC:\Program Files\Gnu\Tclに○キャプション「[Next >]ボタンをクリックする」
インストールが終了したら、【図2.3.13】の画面になります。
【図2.3.13】 インストール完了画面
[Finish]ボタンを押してインストーラを終了してください。これでTclが入りましたが、WinCvsに認識してもらうには、再起動が必要で す。WinCvsを起動する前に、ちょっと再起動をしておいてください。
さて、あなたにとって必要な手順が全て終ったらWinCvsを起動してみましょう。Windowsのスタートメニューの中に「WinCVS ごった煮版」というメニューが増えているはずです【図2.3.14】。
【図2.3.14】スタートメニューから起動![]()
【図2.3.15】のような画面が出てくれば成功です。ちょっと設定が異なるかもしれませんから、似たような感じで起動したらオッケーです。ヒント (TIPS)画面が出てきてうるさいと思う人はチェックを外せば次から出てこなくなります。とりあえず「閉じ」て、本画面に行ってください。
【図2.3.15】WinCvsの初期起動画面

とはいえ、初めての起動ではなかなか本画面へ行くことができません。【図2.3.16】のようにリポジトリ(CVSROOT)を指定してくれと文句 を言われます。ので、とりあえず指定しておきます。
【図2.3.16】 なんと、リポジトリを指定しないと先へ進めない!

ということで、適当なフォルダをCVSROOTとして指定します【図2.3.17】。ここでは、C:\home\cvsrootとでもしておきま しょう。もう既に存在するならそれを指定してもらっても構いません。
【図2.3.17】 なんか適当に指定しとけ…

そうするとようやく本画面に到達することができます【図2.3.18】。やれやれですね。Tclを入れた場合は、下のログ画面でhelpと打ってみ ましょうか。えい。
【図2.3.18】 ようやくたどり着いたぞ、本画面
○キャプション「ここにhelpと入力する」
すると、【図2.3.19】のようなメッセージがぺろぺろっと表示され、動いていることが確認できると思います。このように、画面下のログが出力さ れるウィンドウ上でコマンドが打ち込めるようになります。Tclをインストールした人は、本書で紹介するコマンドを直接入力してみてください。
【図2.3.19】TclのHelp出力○キャプション「helpコマンドの実行結果」
ちなみに、Tclを入れないときには「TCLが使用できません。シェルは使用できません」というメッセージが表示され【図2.3.20】、コマンドの実行 はメニューを介してしかおこなえません。実行したいコマンドがメニューにない場合は、管理(Admin)→コマンドライン(Command line)を利用するか、Windows OSから直接DOSプロンプトを使ってください。
【図2.3.20】Tclが無いときのメッセージ○キャプション「表示されたメッセージ」
最後に、WinCvsの各部についての本書での呼び方について説明しておきます。この呼び方は[表示]メニューの中での表記に準拠しています。
【図2.3.21】 WinCvsの各部の説明図
■■■■@フォルダブラウザ
【図2.3.21】の番号@で示されている領域を、「フォルダブラウザ」と呼びます。フォルダブラウザは重なり合う「モジュールタブ」と「エクスプ ローラタブ」の2つによって構成されています。この2つのタブは似たような機能なのに、微妙に違うので時折混乱することがあります。日常作業では、モ ジュールタブを主に使用します。
■■■■■モジュールタブ
WinCvsでファイルを扱うための一番普通なブラウザです。

■■■■■エクスプローラタブ
普通のエクスプローラのようにブラウズできます。しかし、フォルダ作成機能などがないため、今ひとつ使いにくいです。

■■■■Aワークスペース
【図2.3.21】の番号Aで示された領域が、ワークスペースです。フォルダブラウザでフォルダを選んだときにその内部状態を表示する場所です。編 集や更新など多くの作業はここで行います。

■■■■Bアウトプット領域とステータスバー
番号Bで示された領域は上部のアウトプット領域と下部のステータスバーから成っています。
■■■■■アウトプット領域
アウトプット領域はCVSコマンドの実行の様子(どのコマンドにどのような引数が渡されて、出力と結果がどのようであったか)が出力される領域で す。

■■■■■ステータスバー
ステータスバーにはWinCvsの状態が常に表示されています。普通はこんな感じです。
![]()
■■■■Cツールバー領域
【図2.3.21】のCで示された領域は、コマンドを種類別にまとめたバーを収容するツールバー領域です。これらのバーは、【図2.3.22】の赤 丸で示したつまみをつまんで外すことができます。
【図2.3.22】 コマンドのバーのつまみ
■■■ 2.3.6 WinCvsのコマンドバー
ということで、外してみると【図2.3.23】のような感じになります。
【図2.3.23】 外れた外れた ※番号振ってください…

以下に各バーを簡単に説明します。
■■■■@ ファイルバー
ファイルバーはもっとも良く使うバーです。日常作業には基本的にこれさえあればすみます。各アイコンの機能については主に第3章と第4章で説明しま す。

■■■■A フィルタバー
フィルタバーは少し慣れてくると結構良く使うバーです。ファイルが増えてきたときには、すごく役に立つようになります。ファイル名のパターンや状態 (管理外であるとか、コミット待ちであるとか)でフィルタリングすることができます。「各アイコンの機能に ついては第5章で説明します。」※この文保留

■■■■B ブラウズバー
そんなに頻繁には使いませんが、モジュールタブのファイルブラウズ地点の切り替えに使用します。各アイコンの機能については主に第3章で説明しま す。

■■■■C 複数ユーザーバー
複数人で作業するときには必要になってきます。チェックアウトでの書き込み禁止の初期設定に関係があります。「各アイコンの機能については、主に第7章で説明します。」※この文保留

■■■■D タグバー
タグ付けやブランチをするようになると使うようになります。各アイコンの機能については主に第4章で説明します。
■■■■E 標準バー
何の役に立つのか良くわからないバーです。はて?
![]()
■■■ 2.3.7 WinCvsの初期設定
以下に作業を始める前にしておくべきことを説明しておきます。
■■■■@ CVSROOTの設定
上で説明したように、これは最初の起動で必ず聞かれます。設定しないと始まらないので、これはいいでしょう。任意の時点でCVSROOTは増やすこ とができます。設定法については[5.1.2項]を参考にしてください。
■■■■A. 読み込み専用チェックアウトを外す
複数で作業しているわけではない場合には、これがついているとかなり不便です。ここで外しておいてください。

■■■■B HOMEフォルダの指定
ここであえてしなくても、後でpserverのところで聞かれます。ただし、.cvsrcとか.cvswrappersを使用する場合は指定してお く必要があるでしょう。設定方法については、5.1.2項を見てください。
■■■■C ブラウズ位置の変更
モジュールタブでブラウズ位置を変更しておくと便利です。変える方法は3章で説明します。