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入れ物だけ。(2002/8/4)

対象とする読者とこの本で対象とする環境

旧1.3 「私でも使えるの?」と1.4にする予定だった対象とする環境を章のはじめに持ってきた。


■第1章 CVSとは? (第1版テキスト)

■■ [1.1] CVSって何?
■■ [1.2] 何の役に立つの?


たぶん、今この本を手にとった方はこの本を自分は読むべきか考えておられるところではないかと思います。この本はCVSというUNIXを起源とするバージョン管理ツールについてのマニュアル本です。1,1節で題名のCVSは何なのかということと、1.2節でそれが何に使われるのか(あるいは使われないのか)ということを説明しますので、詳しくはそちらを見てください。

本書が対象としている読者は、「Windowsはそこそこ使えるけれどUNIXはちょっと初心者」くらいの方たちです。そのため、本書の記述はUNIXのベテランにとっては説明がくどいと感じられるかもしれません。それを我慢していただけば、CVSの使い方を学ぶ分にはそれなりに使えるとは思えますが。一方、コマンドライン入力を多用するのでWindowsのGUIしか使ったことのない方にとっては難しいかも知れません。 UNIXのコマンドラインがそこそこ使えるならば、多分大丈夫でしょう。「環境変数」、「サーバ/クライアント」といった言葉がわからない方は、他の本で勉強されてからの方がよいかもしれません。

この本では、一応UNIXの基礎知識は持っているという前提の上で、CVSのコマンドラインでの使い方およびUNIXでのCVSサーバ運営について説明していきます。更に今回は、WinCvsというWindowsのGUIソフトウェアについても丁寧に使い方を説明したいと思います。Windowsでのサーバ運営、とくにcvsntというWindowsに特化したCVSの亜種については、本書では取り扱いません。

あと、これはGNUやLinuxなどのオープンソースには一般的にいえることなのですが、英語のドキュメントに慣れておく必要もあるでしょう。日本語化についても触れますが、CVSのベースは英語です。コマンドもそうですが、エラーメッセージなどどうしても英語が使われています。何かの拍子に突然わらわら英語のエラーメッセージがでてくると、引いてしまうかもしれません。でも、ちょっと我慢してそのメッセージを眺めてみてください。実際、そんなに大したことは書かれていないのです。いつもほとんど同じ単語が使われています。なるべく早く慣れて、面白いツールで遊べるようになってください。

この本で実行テストに使用した環境を書いておきます。UNIX環境としてはRed Hat Linux 7.2またはRed Hat Linux 7.3たまにSolaris 2.7とOpenBSDを使用しました。Windows環境はWindows 2000 ProfessionalおよびXP Professionalを使用し、WindowsでUNIXコマンドを利用する場合にはCygwinというパッケージを使用しています。WinCvsの画面はXPのもので統一してあります。MEは筆者は使用しないので、編集さんがときどきテストしてくれてました。その他の環境については、必ずしも動作を確認していません。

以上のようなことと1.1節と1.2節を参考に、ぜひ読むという決断をされてください。CVSは良いツールですから。